Medical

診療案内

FLow

初診の流れ

  • Flow1

    予約表の記入

    初診時は予診表の記入、患者様の登録がございますので10分前にいらして下さい。
    来院して頂きましたら保険証をお預かりし、予診表を記入していただきます。
    患者様の症状を明確に知りたいのでできるだけ詳しくご記入ください。

  • Flow2

    問診

    患者様を診療室にご案内し、簡単な問診を取らせていただきます。
    どのくらいのお痛みなのか、いつ頃から痛み出したかなど細かいことでもかまいません。お気軽にお話下さいませ。

  • Flow3

    レントゲン撮影

    目では見えない歯の根っこの状態、歯の形などを診る為、別室での歯の全体のレントゲン撮影をさせていただきます。

  • Flow4

    カウンセリング

    お撮りしたパノラマ写真と口腔内写真を参考に先生と今後の治療についてカウンセリングしていただきます。

  • Flow5

    治療開始

    患者様に治療についてご納得いただけましたら治療が始まります。1番痛むところや1番虫歯が進行しているところから治療が始まります。ひつようであれば、歯石取りやクリーニングも致します。定期的なクリーニングもお勧めしております。

General dentistry

一般歯科

虫歯とは、細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされる病気です。
医学専門用語では「う蝕」呼ばれ、英語では「Cavity」、ドイツ語では「Caries」と言います。
虫歯は「どんなにがんばって歯磨きをしてもできるもの」ではなく、しっかりと予防を行えば、「確実に予防ができる病気」でもあります。 

3つの虫歯治療方法

  • 01

    樹脂などで詰める(主に小さな虫歯)

    小さな虫歯は、削り取った後、すぐに樹脂などで穴を塞げば治療が終わります。歯を元の形に整えて、光などを当てて樹脂を固めます。治療が1回で済むので、通院の負担もかかりません。

  • 02

    型を取って,はめ込む(主に中程度の虫歯)

    中程度の虫歯は少し深く削るので、樹脂で塞ぐだけでは済みません。一度歯の型を取って、虫歯を削った部分にピッタリに収まるものを作ります。材質は金属や樹脂などです。型はすぐにはできないので、治療には最低2回程度かかります。

  • 03

    歯に金属などを被せる(大きな虫歯/深い虫歯)

    大きな虫歯や深い虫歯の場合,歯と歯がぶつかり会う際の力に耐えるようにするため、虫歯の箇所以外に歯の周囲も削って被せることになります。2と同じく一度型を取りますが、歯に丸ごとかぶせる、被せものを作ることになります。治療には数回通う必要があります。

3の場合だと、歯の神経を取る場合があります。根管治療といいます。根管治療とは、リーマやファイルと呼ばれる器具で細菌に感染シテしまった歯質や神経を徹底的に除去し、歯の根の病気(根尖病巣)を治療・予防するものです。

治療例

CASE1.早く治せば、むし歯治療は痛くない(19才男性)

  • [1] 治療前。

    歯の間にうっすら影が見えます。

  • [2] 治療前。

    裏から見るとかなりむし歯が進行しています。

  • [3] むし歯になったところだけを最小限取り除きました。

  • [4] 治療終了。

    治療のあとがわからない仕上がりです。

CASE2.金属の下に広がった虫歯(35才女性)

  • [1] 18年前に詰めた金属の下が黒くなっています。

    むし歯が広がっているようです。

  • [2] 金属を取り、むし歯を取り除きました。

  • [3] コンポジットレジンで修復しました。

    色も形も本物の歯と区別がつきません。

Pediatric dentistry

小児歯科

小児歯科診療の流れ

  • Flow1

    入室

    母親と手をつないで入室します。お子さんの状態や病歴を聞きます。

  • Flow2

    患者のトレーニング

    診療室になれてもらいます。

  • Flow3

    診査・診断

    お口の虫歯の状態、歯並び、お肉の状態を調べます。

  • Flow4

    保護者に説明

    お子さんのお口の状態と、診療の流れ、診療内容などをご説明いたします。

  • Flow5

    診療

    保護者了解に診療を進めます。慣れた段階で、母子分離を行いますが、初診時の場合は同伴とします。

計画診療

診査・診断・お子さんや保護者の協力度・通院条件・料金などを立てた診療計画に沿って診療をすすめます。

必要に応じた予防処置を行う
ブラッシング指導
シーラント
フッ化物塗布
フッ化物洗口

定期診査

お子さんの必要な処置が終了した時点で定期的管理を行います。3~6か月に1度は来院してもらいます。
当院では、基本的にお子様にたいする歯科診療への協力をえるために、緊急の場合を除き、少しでも不安感を取り除くように説明し、治療器具を見せ、音を聞かせ、危険のないものは触らせます。初めはほんの少しでもできれば褒めてやりましょう。次回以降の診療がお子様にとって安心して通院できるように、努力しております。

小児歯科Q&A

  • 初めての前歯がはえてきました。何歳くらいから歯医者さんで見てもらうといいのでしょうか?

    初めての歯が生えた7か月頃、お母さんのメインテナンスのときにお連れ頂くのが、本当は理想的です。
    虫歯菌がお口にいない赤ちゃんの頃から、歯ブラシや歯医者さんのケアになれておくと歯医者さんを怖がらず、痛い思いもせず、結果的に、お母さんにとってもらくなのです。フッ素はこのころから、毎日ほんの少量を使っていただきます。
    はえたての軟らかい歯を、フッ素が守ってくれるからです。1000ppm程度のごく濃度の薄いスプレーか、子供用の500ppmのジェルをゴマ粒程度使います。
    前歯にチョコチョコとぬってあげましょう。1000ppmのフッ素は味が薄く、小さな赤ちゃんにも「ベーッ」とされにくく使いやすいと思います。

  • うちの子、仕上げ磨きをいやがってなかなかじっとしていてくれません。どうしたらいいのか、悩んでいます。

    それなら、フロスをつかってみましょう。歯ブラシ嫌いのお子さんも、フロスなら意外にいやがりませんよ。トントンと歯間にとおしておくだけで歯をまもる効果絶大。ぜひおためしください。
    お口の成長とともに赤ちゃんの食生活はおっぱいから離乳食へと変化していきます。おっぱいから取っていた栄養を、今度は食事からとるようになるのです。からだがおおきくなるとおっぱいの栄養だけでは間にあわなくなってしまうからです。ただ、離乳食になったからといって、おっぱいが必要なくなるのかというと、そうではありません。このころのおっぱいは、栄養源としてよりも、むしろ赤ちゃんに安心をもたらす心のよりどころとして重要になってくるのです。
    そこで重要なのが、歯のケアです。とくに上の前歯の裏側、つまり乳首のあたるところは虫歯になりやすい場所。おっぱいを飲みながら寝てしまうこの頃は特に注意が必要です。ふだんからほにゅびんや甘いジュースやイオン飲料を入れて飲むのはとても危険で、上の前歯の裏が集中的の溶けてしまいます。また、3歳前になると、乳歯の大きな奥歯が生え、大人とおなじような食事ができるようになります。この乳歯の奥歯は歯冠がコロンとして大きく、歯間に汚れが溜まりやすい形で、ここもチェクポイントです。フロスでチョコチョコとお掃除すること、毎日フッ素をぬることだけでも結果はまるで違います。

子どもの歯ってどう生える?

乳児の奥歯が生えてくる

1歳くらいから奥歯が生えはじめ、3歳くらいで生え終わって乳歯列が完成します。

乳歯が生えそろいます!

3歳ごろには乳歯が奥歯まで生えそろいます。

永久歯の前歯が生えてきた!

大きな前歯が生えるとともに、あごも大きく育ちます。歯並びの問題が明らかになりはじめる時期でもあります。

  • 上下のあごに6歳臼歯、下あごに中切歯が生えてきました。はじめての永久歯です。

  • 6歳臼歯がだいぶ生えました。下あごの中切歯が生え終わり、そのとなりに側切歯が生えはじめています。上あごの中切歯も生え変わる途中です。

  • 上あごの大きな中切歯が生え終わりました。隣の側切歯も生えてきています。めまぐるしく乳歯が永久歯に生え変わり、歯並びにも変化がみられます。

Implant

インプラント

インプラントとは

英語のdental-implantからの輸入語でデンタルインプラントと呼ばれ、単にインプラントと略称とされることが多いです。その他、人工歯根、口腔インプラント、歯科インプラントなどの呼称があります。
インプラントという歯科治療が日本に導入され20年あまりーーー最近では一般の方にも知られるようになりました。
歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。
事故などで歯を失った場合、一般的におこなわれているのは入れ歯やブリッジと呼ばれている方法です。
これらの方法では歯根は失われたままですが、インプラントでは歯根を再現するわけです。
歯がなくなったあごの骨(歯槽骨)に穴をあけて、支柱となるインプラント体を埋めます。 徐々にあごの骨が回復すると、金属製の人工歯根と直接ガッチリと結合させます。
この現象をオッセオインテグレイション(骨の結合)といい、完全な固定の状態です。こうして、人工歯根と生体が調和し、長期にわたり保持されます。

インプラントの仕組み

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根となる金属を埋め込むだけでなく、その金属を土台にして、天然の歯と同じような人工の歯を取り付けます。インプラントは生体との親和性が高いチタンでつくられています。
チタンは長年の臨床研究でインプラントの素材として最も安全であり、また顎の骨としっかり結合することが確認されています。
インプラントと顎の骨がしっかり結合すれば、そのうえに丈夫で安定した人工の歯をつけることができます。
つまり、インプラント治療により、天然歯のような見栄えだけでなく、これまでの入れ歯やブリッジでは満足することが難しかった食べる・話すという機能も回復できるのです。

診療の流れ

  • Flow1

    インフォームド・コンセント

    歯科医師から治療方法の説明を受ける。メリットとデメリットを知って、納得して選択をしてください。

  • Flow2

    診査・診断

    問診、口腔内検査、x線撮影等にわたる診査をもとにした診断をうけます。

  • Flow3

    手術の準備のための治療と清掃

  • Flow4

    1次手術

  • Flow5

    2次手術

  • Flow6

    人工歯をつくるための型取り(印象採得)

  • Flow7

    仮の上部構造の装着

  • Flow8

    最終的な上部構造の装着

  • Flow8

    定期的なメインテナンス

治療期間について

骨との結合を促進させるためのインプラント体の素材や表面加工の改良が進み、治療期間は徐々に短縮されてきました。
また現在では、1次手術と2次手術を同時に行う1回法、治療期間を一気に短縮する即時負荷インプラント、抜歯即時インプラントなどもおこなわれています。ただし、こうした新しい治療法を行う場合、患者さんの顎の骨の状態・全身状態などの要件を満たすことが必要となります。

Q&A

  • 歯周病で歯がグラグラ。ついに抜歯になりそうです。インプラント治療を受けたいのですが、骨が痩せていると無理だってほんとですか?

    インプラントを歯槽骨に埋め込んで、骨結合を得るためにはじゅうぶんな骨量が必要です。現在は歯槽骨を増やす治療もありますので、まずは検査を受けて相談ください。

  • インプラントはどのぐらい長持ちするのですか?

    インプラントは、どうしても高額な治療になってしまいますから、患者さんとしては、「どのくらいもつのか」ということが、とてもきになることと思います。適切にメインテナンスがなされていれば、現在は、10年後に90%以上のインプラントが機能しています。適切なセルフケアとメインテンスによって、長期的な安定を目指したいものです。

  • インプラント治療は誰でも受けれるのか?

    (年齢)年齢の上限はありません。日常生活がご自身でできる程度、具体的には階段の上り下りが1人でできる程度の体力があれば、受けれます。若年者においては、成長発育が終了した時点からが適応年齢となりますが、20歳が一つの目安です。
    (禁煙)歯周病のリスクファクターは、基本的にインプラントのリスクと考えてください。
    (全身疾患)コントロールされた状態であれば、全身疾患の既往があってもインプラント治療は可能であるとかんがえられます。

  • 手術後の仮歯はどうなるのか?

    手術後いつ頃から噛んでもよいのか?そして、その後の仮歯がどうなるかは気になるところだと思います。治療の目安は、粘膜の場合は2~3週間、骨の場合はおよそ6~16週間です。特に、粘膜の治療が終了するまでは、積極的に手術部で噛むことを避けていただきたいのです。ただ、前歯部など、歯を入れなくてはいけない場合には、骨に負担のかからないようにして、仮歯を入れることも出来ます。治療期間中にどうしても固定式の仮歯が必要な場合には、残った歯を支台に使う、テンポラリーインプラントを使う、入れたインプラントにすぐに力をかけるといった対応法があります。

  • 治療後にも手入れが必要なの?

    天然歯を喪失した結果として、インプラントを用いた機能回復治療が必要になりました。治療が終了しても口腔内には、天然歯を喪失させた原因が潜在的にのこっています。さらに、その原因はインプラントへも影響を与えます。具体的には、歯周病原性菌によるインプラント周囲炎、 過大な力による骨吸収、そして、天然歯の変化、喪失に伴う力学的バランスの不調和と、治療後も荒波にさらされています。そのため、自己管理と、歯科医院で定期的に変化を見つけ対応をすることを両輪として昨日させないと、長期的な安定は望めないのです。

  • 治療や手術は痛くない?

    インプラントの植立は、確立された安全な方法ですが、従来の歯科治療と異なり、骨に直接アプローチする手術があることは事実です。それゆえ、正しい知識をもっていただき、術前に体調を整えていただくこと、そして術後の注意点をまもっていただくことが重要です。通常は局所麻酔のみで手術を行いますが、必要な場合には、静脈鎮静法などにより、緊張緩和をすることもできます。

  • 当日の注意点

    基本的に、インプラント手術後の疼痛は、抜歯後疼痛に比較して楽な場合が多いようです。しかし、手術範囲、方法、骨の状役、痛みに関する感受性などによって大きく差ができます。

  • 投薬

    骨膜を剥離して骨を露出させるために、術後炎症は必ず起こるので、広域スペクトルの抗生剤と消炎酵素剤を処方します。易感染性疾患を有する場合には、抗生剤の術前投与を必要とする場合もあります。一般的な手術では術後3日量、GBRなどの骨造成を同時に行う場合や上顎洞への対応をした場合には7日量投与することもあります。患者さんのなかには、自己判断で抗生剤を鎮静剤のように考えて、最初の1~2回だけ福用して中断してしまう方もあるのですが、血液中の濃度が一定に高まってはじめて抗生剤の効果が発揮されるので、必ず指示を守ってください。

  • 創面の安静

    術直後の粘膜を可及的に早期に治療させるための要件は、安静と化学的刺激をあたえないことです。したがって、、術後24時間は、頻繁なうがいの使用は避ける方がよいでしょう。術後、、抜歯までの約1週間は、手術部への歯ブラシによる機械的刺激は避けてください。抜糸後は、指示に従い創面を傷つけない範囲で注意して清掃しましょう。

  • 義歯の使用

    原則として抜糸までは義歯の使用をひかえてください。ただし、十分な栄養補給を心がけてください。

  • 生活面の注意

    当日は、飲酒、過激な運動など、体力をていかさせるようなことをさけてください。

Dentures / dentures

入れ歯・義歯

入れ歯の製作

  • Flow1

    患者様の顎の形をとる(印象採得)

    入れ歯の場合は、形をとる場所が歯ではなく歯肉の形をとるのでそのとり方によって形がかわるのです。
    当クリニックでは、特殊なトレーを使って患者様のお口の中の型をとります。また、患者様の専用トレー(個人トレー)で、形をとる材料(印象材)も工夫してとります。

  • Flow2

    上下のかみ合わせをとる

    下あごは顎関節という体の中でも特殊な関節によって前後、左右、上下に動きます。
    3次元の動きができる関節は顎関節だけです。
    この前後、左右、上下のちょうどよい位置を決めるのがかみ合わせを採る目的で、このちょうどよいところで入れ歯を作れば痛くなくはずれない違和感のすくない入れ歯を作ることができます。

  • Flow3

    その位置で歯を並べます

    試適といって、入れ歯の歯をロウの上に並べてかみあわせや見た目を試します。

  • Flow4

    完成です

    完成した入れ歯は、お口の中であたるところがないか調整します。

  • Flow5

    形を採る(ダイナミックインプレション)

    通常は上記の工程で終了し、あとは調整をして不具合がなければ終了です。
    しかし、この入れ歯で再度、内面に柔らかい材料を入れ実際に使ってもらいます。
    そうして、適正な位置で噛むことができる義歯で力をかけられた形は本当の意味でのその人の機能的な形といえるのです。
    動的な形採りなのでダイナミック印象といいます。この印象の方法が私はベストと考えます。

入れ歯の種類

入れ歯の種類は大きくわけて2つ。
歯がすべてなければ「総入れ歯」、歯が1本でも残っていれば「部分入れ歯」を作ることになります。また、保険内で作れる入れ歯以外にも、保険が適用されず自己負担が必要となる素材、技術の入れ歯があります。

  • プラスチック

    保険診療で使用します。
    基本的にすべてプラスチックのため分厚くなり快適さが損なわれたり口の中で熱が伝わりにくいです。

  • 超硬質コバルトクローム合金・コバルトクローム合金

    永く入れ歯材料として使用され、信頼性も実績も高い材料です。丈夫さや薄さを限りなく追及します。

  • 金・プラチナ

    昔から体に安全とされる金やプラチナを主材料とした合金です。いろいろな食べ物の味もそのままおいしくいただけます。

  • ステンレスメッシュ

    網目状にミクロの孔が無数にある特殊な金属を使っています。この孔によって食事の時の味も温度も瞬時にお口全体に広がります。

  • 純チタン・チタン合金

    チタンは体内に埋め込むことができるほど安全性の高い金属です。

  • インプラント併用入れ歯

    インプラントをあごの骨に数本うめこみ、その上に入れ歯を固定する装置を取り付け、入れ歯をガッチリと固定する方法。

  • ノンクラスプデンシャ―・シルキー

    弾性性のある入れ歯で、金属バネを使用せずに入れ歯が固定できるのが特徴です。バネがないので見た目が良く違和感が少ないので、患者様に喜ばれます。

  • コーヌスクローネ

    歯に巻きつける「バネ」の代わりに、自分の歯を被せもので突起状にし、さらに入れ歯に取り付けた被せものが突起に被さるようにして入れ歯を固定する方法です。

  • 磁性アタッチメント

シリコンデンチャー

・インプラントには抵抗がある
・入れ歯は目立つし、痛そう・・・

歯を失った患者様の中には「義歯=痛そう・噛めない」というイメージを持たれている方は少なくありません。

当院で取り扱っている「ナチュラルフィット」は、
見た目の良さはもちろんのこと、 痛みを軽減し良く噛めるシリコーンを裏装したお出かけも食事も楽しみになる生活にフィットした義歯です。

幅広い世代の方の不安やお悩みを解決します。

Periodontal disease treatment

歯周病治療

歯周病の症状・進行

歯周病の原因

お口の中が正しく清掃させないと、口の中の細菌がたべかすを分解し、歯の表面に膜(バイオフィルム)状の共同体であるプラーク(歯垢)を形成します。
歯周病とはこのプラークが歯を支持している組織(歯肉、セメント、歯根膜、歯槽骨)に炎症を起こし、徐々に進行し、歯肉付着部が崩壊しやがては歯の喪失に至る病気です。
また、プラークの細菌の産生する酸は虫歯の原因にもなります。
プラークは唾液中のカルシウムなどを取り込み、硬い歯石になります。
歯石の上にはプラークが付着しやすく、歯石も歯周病の原因となります。
その歯周病菌の原因となる細菌は、Actinobacillus actinomycetemcomitans やPorphynomonas gingivalisやFusobacterium Nucleatumなどです。
そのほかにも、全身性疾患があります。 血液疾患、高血圧、糖尿病などがあげられます。 また、ストレスなどの精神的なものや、ホルモンのバランスなどもこれに加わります。
全身性疾患にかかりますと、抵抗力がまず弱まって、炎症とか外傷とかを起こしやすくやります。

歯周病の症状・進行

  • 1

    軽度歯周病(歯肉炎)

    ポケットが3ミリ以内で、歯槽骨の破壊が起こっていない状態の場合は、ほとんどが完治します。
    歯肉炎では、プラークや少量の歯石がたまり歯茎に炎症が起こり、赤く腫れたり出血したりします。
    この状態が進むと、中程度歯周病になります。

  • 2

    中等度歯周病(歯槽膿漏)

    歯周ポケットが4~7ミリで、骨の破壊(歯の根を支えている骨がとけている)が起こっている状態。
    歯や根っこには、多量の歯垢や歯石が付着しています。
    歯肉炎に比べて、歯茎の腫れ・出血・膿が出ることがあります。
    歯が前後左右に揺れだします。

  • 3

    重度歯周病(歯槽膿漏)

    歯周ポケットが6~8ミリ以上で、歯槽骨の破壊がかなり進んでいる状態。
    重度歯周病では、歯や根っこには多量の歯垢や歯石が付着し、歯周組織の破壊が相当に進んでいる状態です。
    支えを失った歯は、前後左右に揺れるばかりでなく、上下にも揺れます。
    そのため、噛むと痛くて物が噛めないようになってしまいます。

歯周病と口臭

口臭の原因となっているくらいです。
歯周病を防ぐためには歯をしっかりとみがくのがいちばんです。
歯周病が口臭の原因になるのはなぜかというと、歯周病になると歯の間に歯周ポケットといわれるものができるようになります。
ここに口臭の原因となる、物質が多くできやすいというのが直接の原因らしいです。

症例写真

妊娠性歯肉炎 赤ちゃんができたらお口のなかにさらに気くばりを!(28才女性)

  • [1] 側面(右)

  • [2] 正面

  • [3] 側面(左)

喫煙と歯周病との関係 CASE 1(38才男性)

  • [1] 喫煙者の軽度歯周炎 正面

喫煙と歯周病との関係 CASE 2(65才男性)

  • [2-a] 喫煙者の重度歯周炎 正面

  • [2-b] 喫煙者の重度歯周炎 正面

歯周治療Q&A

  • なぜ歯石を取るのですか?

    プラークが付きにくい、 よい環境をお口のなかに作ることは歯周治療の大 切な基本です。 プラークの中の細菌がはいりやすく、細菌の恰好の巣になっ てしまう歯石を取り除い たり、古くなった詰め物の継ぎ目は段差ができプラークが溜まりやすいため、きれいに詰めなおしたりします。

  • 歯槽骨は回復しますか?

    歯槽骨のなくなり方には2パターンあります。ひとつは、均等になくなっ ていく水平型の 吸収、もうひとつが部分的に深く壊れていく場合です。プラ ークの溜まりやすい場所や偏った力のかかる場所は、えぐれるように歯槽骨 が壊れます。その場合、再生治療などにより回復は比較的可能です。しかし 水平に吸収した場合は、まず回復しません。

  • 治療後に歯ぐきがやせてしまうのはなぜですか?

    歯面と歯ぐきをピッタリとつけていた付着様式が壊れ、また歯ぐきを支え ている歯槽骨が壊れると、「歯ぐきがやせる」「歯がながくなる」といわれる状態になります。ことに歯周炎の治療が終わり、歯ぐきの腫れが目立つこと になります。腫れているときは見えなかった破壊のあとがみえるようになったのです。

  • 歯周病になると前歯がでるのはなぜですか?

    歯周炎が進行して中等度、重度と進行すると、歯周組織が破壊され、歯はグラグラしはじめます。歯が噛む力をうけとめられず動いてしまうのです。 すると、下あごに押し上げられて、前歯が前にせり出します。かみ合わせに問題が生じるのです。

歯周病と全身疾患

歯の治療と糖尿病の深い関係

傷が治りにくかったり、炎症をおこしやすい糖尿病の患者さんの場合、たとえば歯を抜いたり、歯ぐきを切って治療をする場合、治療後の傷が治りにくかったり、感染を起こしやすいため、健康な方の治療に比べて特別の配慮が必要です。
また、血糖値をコントロールする治療をうけていなかったり、血糖値のコントロールがうまくいっていない患者さんの場合、健康なかたにとってはごく通常の歯科治療が、たいへんハードルの高い治療になってしまうことがあります。
その際には血糖値が十分コントロールされるまで治療を延期させていただいたり、大きな病院の口腔外科をご紹介することもあります。

詳しくはこちらからご覧ください

Q&A

  • 抜歯したあと、その後の経過を見せに何度か通院しなければならないそうです。糖尿病があるからでしょうか?

    糖尿病の患者さんは傷が治りにくいため患者さんによっては、治療後に何度か診せていただくことがあります。きめ細かい診療が患者さんのお口を守ります。

  • 糖尿病だと歯周病になりやすいそうですね?なぜなりやすいのですか?

    免疫機能が低下するため、細菌感染をおこしやすくなるからです。歯周病は細菌感染によって起こる病気で、そのため糖尿病のかたは歯周病になりやすいのです。プラークコントロールを丁寧に行って細菌を減らし、予防をしていきましょう。

  • 糖尿病でも歯が悪くならないように歯周病予防をしたいとおもいます。どのようなことに気を付ければよいですか?

    毎日のブラッシングをていねいにすること。そして、半年に一度は定期健診においでください。歯周ポケットに隠れた歯石やプラークは自分では取りきれません。プロの技で、きれいにしてもらいましょう。

歯の治療前に注意してほしいこと

初診の患者さんには、問診表への記入をお願いしています。
血糖値についておしえてください
現在どんな糖尿病治療をうけていますか?
合併症はありますか?
通院している病院を教えてください
外科後の感染予防のため事前に抗生剤をお飲みいただきます
大きな病院をご紹介することもあります

治療当日と治療後に注意してほしいこと

インスリンやお薬はいつもどおりに
治療前の食事は必ずたべましょう
甘いものをお持ちください
抗生剤の服用を忘れずに
治療後も何度か来院をお願いします

歯周病の治療

歯周病の治療 (軽度)

軽度歯周炎とは、歯根の半分程度の深さまで炎症が進んで、歯周組織が破壊されはじめた状態。 歯周ポケットの深さは、4ミリ程度。
歯周炎と歯肉炎とを分けるポイントは、はぐき以外の歯周組織が破壊されているかどうかにあります。 これは軽度とはいえすでに歯周炎。
ブラッシング時の出血や歯ぐきのムズムズ感できずくことが多いのですが、やはり痛みがないため放置しがちです。 いまのうちに治療すれば、まだ歯はグラグラになりません。
治療は歯肉炎と同じく、プラークコントロールをすることで治療できますが、歯周ポケットが深く、硬い歯石が歯ぐきのなかにも溜まっているので、セルフケアだけでは決して改善しません。
歯科医院でのプロフェッショナルケアで歯ぐきに隠されたプラーク、歯石も取り除き、また毎日のセルフケアをしっかり行って治療をしましょう。

歯周病の治療(中度)

中等度歯周炎とは、歯根の3分の2の深さまで歯周組織が破壊されている状態。歯周ポケットの深さは、6ミリほどに。
歯周組織が破壊されたため歯のグラつきがはじまります。
そのため歯の隙間が広がり、食事に支障をきたすようになります。 治療後には歯ぐきが退縮し、歯が長く見え、歯根が露出してしみるようになります。
また、ジワジワと壊れていくのが歯周病の特徴ですが、噛む力の影響を受けて一気に破壊がすすむことがあります。 歯周炎が進行して、力を受け止めるクッションである歯根膜を失うと、噛む力によるダメージを受けやすいのです。 ときどき歯ぐきが腫れて痛んだり、膿がでたりしますが、放っておくといつの間にか症状が治まるためほうちしがちです。

治療は、専門的な歯周治療が必要です。
まず、ブラッシングとプロフェッショナルケア、手術などで、歯ぐきの奥深くに隠されたプラークや歯石を徹底的に取り除き、炎症を抑えます。 同時に、グラグラする歯をワイヤーなどで固定したり、かみ合わせの調整をしたて噛む力のコントロールを行い、歯槽骨の回復を待ちます。 再生治療など、最新の治療技術もします。セルフケアや治療への協力が、よりいっそう患者さんに求められます。

歯周病の治療(重度)

重度歯周病とは、歯周組織が3分の2以上失われ、すでに歯はグラグラです。
歯ぐきが腫れて痛んだり、膿が出たり、ポロリと歯がぬけてしまうことすらあります。 歯間がさらに開いて、前歯は前にせり出し、食事に支障が出ます。口臭もひどくなります。
ここまで進行するまでには、歯ぐきの腫れや痛みが何度も繰り返しあったはずです。 すでに治療がたいへん困難な状態になっています。
最も大切なのは、定期健診で歯周病を予防すること、あるいはこうなる前に早期発見、早期治療をすることです。 日ごろからお口の健康にもぜひ関心を持っていただきたいと思います。
治療は、残念ながら歯を残せない場合もあります。 また、徹底したセルフケアはもちろん、歯科医院で行う治療にも、患者さんの長期にわたる努力と忍耐が必要となります。

歯周病と抜歯

歯周組織が3分の2以上うしなわれ、歯は抜ける寸前。治療が困難な状態です。
長期的な予後の見地から、抜歯をしてブリッジか入れ歯、あるいはインプラントなどの治療を選ぶべきか、こちらで相談ください。
重度歯周炎にかかった歯の歯槽骨などの深部歯周組織を増やすには、再生療法を行います。
その後、長期にわたってプラークコントロールと力のコントロールを徹底します。

症例写真(術前と術後の比較)

歯周病をきちんと治そう CASE 1 (55才女性)

  • [1] 初診時

  • [2] 歯周治療終了後 メインテナンス時

歯周病をきちんと治そう CASE 2 (48才男性)

  • [1] 初診時

  • [2] 歯周治療終了後 メインテナンス時

歯周病の予防

歯周病になると、歯ぐきが赤く腫れます。これはなぜなのでしょうか。
プラーク(細菌)が侵入すると、それを入れまいと体は奮戦をはじめます。 細菌を退治するために、血液中の白血球が毛細血管を通って歯ぐきにたりょうにおくりこまれます。 すると血液が集中し、毛細血管は拡張し、血管の壁は延びて薄くなり、外側から見ても血液が集まって赤く腫れているのがわかります。 細菌の攻撃から体を守ろうとするこうした生体の免疫反応が炎症、つまり歯周病なのです。 血管の壁は薄く広がって、少しの刺激でも出血します。歯ぐきから血がでるのはこうした理由です。 細菌の力や数がまさり免疫機能が負けると、炎症がさらに広がり、ついには歯槽骨にまでおよびます。 細菌に侵された歯槽骨をそのままにしておいては生体の安全が危うくなりますから、歯槽骨を溶かしてなくしてしまうことにより細菌の侵入を阻む、という苦肉の策を生体は講じるわけです。 こうして歯周病は徐々に悪化していきます。

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    ブラッシング

    細菌のすみかであるプラークは、ブラッシングでもある程度は除去できます。
    ただし歯周炎の症状がある場合、歯ブラシではではなかなか届かない歯周ポケットの奥深くに、プラークや歯石が隠れているのです。ではどうしたらいいのでしょう。

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    PMTC

    PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科医師、歯科衛生士など特別な訓練を受けた専門家により、器具とフッ化物入りぺーストを用いて、すべての歯面の歯肉縁上および縁下1~3㎜のプラークを機械的に除去する方法です。
    スケーリング・ルートプレーニングといいます。スケーリングとは、スケーラーで歯にこびりついたプラークや歯石を除去すること。 ポケットにかくされたプラークや歯石などの汚れまで除去します。
    ルートプレーニングとは汚れた歯根面を滑らかに、清潔に整え、プラークが付着しにくい環境を作ることです。

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    手術

    PMTCだけだと、見えない部分へのアプローチだけに限界があります。
    歯根の分岐部に隠された歯石などの除去は困難で、歯ぐきを切るフラップ手術で歯石を取り除くようになります。
    スケーラが届かないような歯ぐきの奥深くに歯石がもぐりこむ前に、ぜひ、歯科医院の定期健診とスケーリング・ルートプレーニングであなたの歯を守っていきましょう。

歯周治療Q&A

  • ポケットの中の歯石をとるのになんどもかよわなければならないのですか?

    歯周ポケットの中のプラークや歯石を除去するスケーリング&ルートプレーニング(SRP)は、スケーラーという鋭い刃物を使って根を詰めて行う細かい処置です。歯石をとりのこすとその箇所の炎症がいつまでも治りませんので精密に行う必要があり、急ぎ仕事ではできないということがあります。たくさん歯石がついていたり、炎症があったりする場合は、お口を6分割して計6回で行っています。

  • 歯周ポケットの検査っていたいのですか?

    歯周ポケットの深さを測る検査を「プロービング」といいます。歯周組織が破壊されるほど、歯周ポケットはふかくなり出血も増えます。そこでプローブという器具を使って、炎症による破壊レベルをはかっているのです。チクチクして嫌だという患者さんはたしかに多いいです。X線ではわからないことをプロービングでわかることもあります。より正確な治療のため、ご協力をお願いします。

  • 歯周病って生活習慣病なんですか?

    歯周病は生活習慣病です。朝は惰性で雑な歯磨きをして、タバコを吸って、夜はお酒を飲んで歯磨きをしないで寝てしまう。これはぜんぶ歯周病を悪化させる生活習慣です。また影響が大きいのが毎日の食事内容です。軟らかくて味の濃いものばかり食べていると、ベタベタの食べかすが口に残り、プラークが増えやすく、同じ食卓を囲む家族ぐるみで口腔環境があっかしやすいのです。生活習慣の改善は歯周病の治療の重要な柱です。

  • 歯周病になりやすい人となりにくい人がいますか?

    お口のなかの歯周病菌の数が仮に同じでも、歯周病になりやすい人となりにくい人がいます。細菌感染に対抗する抵抗力も、生活習慣も一人ひとり違うからです。喫煙習慣や糖尿病があると、感染への抵抗力が落ち、当然歯周病になりやすくなります。また、生活習慣病である歯周病にとって、歯磨きの仕方や間食などの生活習慣の影響は大変大きいです。

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