親知らず

どんなときに抜歯するのか?

1、 虫歯になる

親知らずが隣の歯にむかって生え、歯間のブラッシングがむずかしいケース。清掃が行き届かず汚れがたまってしまうため、隣の歯とのあいだに虫歯ができてしまいました。このままでは、たいせつな隣の歯がボロボロになってしまいます。


2、 歯ぐきに炎症が起きる

親知らずが生えかかっているところは、デコボコして汚れが溜まりやすく、ばい菌にたまりやすい場所。感染すると歯ぐきがはれていたむようになってしまいます。この状態をほおっておくと、歯ぐきの炎症がさらに周囲にに波及して、骨膜炎などを引き起こすこともあります。こうなると頬が腫れるだけでなく、強い痛み、全身の発熱をともないます。これがさらに広がると口腔底や扁桃周囲へと広がることもあります。


3、 隣の歯の萌出をジャマする

親知らずがあごの骨のなかで横向きに成長し、さきにはえてでようとする隣の歯を邪魔しています。奥歯が正常に生えないことによってかみあわせの調和が崩れ、さらには顎関節の原因になってしまうこともあります。

4、歯の周囲にのう胞ができあごの骨が溶けてなくなる

あごの骨のなかではがうまれるときに歯の赤ちゃんをそだてる羊水のようなものが、歯が成長するにつれ、のうほう性に変化して大きく肥大してしまうケースもあります。無症状のまま進行することが多く、エックス線写真で見つかります。

親知らずが将来役にたつこともあります。 まっすぐに生えている親知らずは無理に抜く必要はありません。ケアして大 切に残しておけば将来、ブリッジの支台や自家歯移植につかうこともできるかもしれません。


抜歯後の注意は?

1、 止血について

通常、抜歯後1日ほど唾液に少し血がまじりますが、心配はありません。 出血が続く場合は、清潔なガーゼや脱脂綿をまるめて傷口を圧迫するように当て、10分以上かんでいてください。


2、 痛みについて

麻酔の効果は抜歯後も1~2時間続くでしょう。これがさめると痛みを感じることがあります。痛いときはがまんせず、鎮痛剤を服用してください。


3、うがいについて

基本的には、なるべくうがいはしないでください。せっかく血がかたまりかけているところへうがいをすると、血がとまらないばかりか、痛みが出たり治りを悪くする原因になります。もしうがいをしたいときは、水やごく薄いうがい薬を軽く口に含み、抜歯したあたりを浸す程度にとどめましょう。けっしてブクブクはしないでください。


4、 シップについて

通常は必要ないでしょう。痛みが強い時は、抜歯したあたりの頬を冷水を絞ったタオルを当てる程度ならしてもかまいません。


5、 食事について

やわらかい食事にして、抜歯をした反対側で噛んでください。刺激物やアルコールは避けましょう。アルコールは血流をよくするので、痛みや出血の原因になってしまいます。


6、 入浴について

湯には入らず、シャワー程度にしておきましょう。温まって血流がよくなると、痛みや出血の原因になってしまいます。


7、 夜更かし・過労

生活のリズムが崩れたり、過労だったりすると、免疫機能が低下してしまい感染をおこしやすくなります。腫れの少ないよりよい予後のために、からだによい生活をこころがけてください。


医院名 医療法人社団桜実会
院 長 坪野 慶明
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