歯周病の予防

歯周病の予防

歯周病になると、歯ぐきが赤く腫れます。

これはなぜなのでしょうか。

プラーク(細菌)が侵入すると、それを入れまいと体は奮戦をはじめます。

細菌を退治するために、血液中の白血球が毛細血管を通って歯ぐきにたりょうにおくりこまれます。

すると血液が集中し、毛細血管は拡張し、血管の壁は延びて薄くなり、外側から見ても血液が集まって赤く腫れているのがわかります。

細菌の攻撃から体を守ろうとするこうした生体の免疫反応が炎症、つまり歯周病なのです。

血管の壁は薄く広がって、少しの刺激でも出血します。歯ぐきから血がでるのはこうした理由です。

細菌の力や数がまさり免疫機能が負けると、炎症がさらに広がり、ついには歯槽骨にまでおよびます。

細菌に侵された歯槽骨をそのままにしておいては生体の安全が危うくなりますから、歯槽骨を溶かしてなくしてしまうことにより細菌の侵入を阻む、という苦肉の策を生体は講じるわけです。

こうして歯周病は徐々に悪化していきます。 


1・ブラッシング

細菌のすみかであるプラークは、ブラッシングでもある程度は除去できます。

ただし歯周炎の症状がある場合、歯ブラシではではなかなか届かない歯周ポケットの奥深くに、プラークや歯石が隠れているのです。

ではどうしたらいいのでしょう。


2・PMTC

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科医師、歯科衛生士など特別な訓練を受けた専門家により、器具とフッ化物入りぺーストを用いて、すべての歯面の歯肉縁上および縁下1~3㎜のプラークを機械的に除去する方法です。

スケーリング・ルートプレーニングといいます。スケーリングとは、スケーラーで歯にこびりついたプラークや歯石を除去すること。

ポケットにかくされたプラークや歯石などの汚れまで除去します。

ルートプレーニングとは汚れた歯根面を滑らかに、清潔に整え、プラークが付着しにくい環境を作ることです。


3・手術

PMTCだけだと、見えない部分へのアプローチだけに限界があります。

歯根の分岐部に隠された歯石などの除去は困難で、歯ぐきを切るフラップ手術で歯石を取り除くようになります。

スケーラが届かないような歯ぐきの奥深くに歯石がもぐりこむ前に、ぜひ、歯科医院の定期健診とスケーリング・ルートプレーニングであなたの歯を守っていきましょう。


歯周治療Q&A

Q. ポケットの中の歯石をとるのになんどもかよわなければならないのですか?

A. 歯周ポケットの中のプラークや歯石を除去するスケーリング&ルートプレーニング(SRP)は、スケーラーという鋭い刃物を使って根を詰めて行う細かい処置です。歯石をとりのこすとその箇所の炎症がいつまでも治りませんので精密に行う必要があり、急ぎ仕事ではできないということがあります。たくさん歯石がついていたり、炎症があったりする場合は、お口を6分割して計6回で行っています。 


Q. 歯周ポケットの検査っていたいのですか?

A. 歯周ポケットの深さを測る検査を「プロービング」といいます。歯周組織が破壊されるほど、歯周ポケットはふかくなり出血も増えます。そこでプローブという器具を使って、炎症による破壊レベルをはかっているのです。チクチクして嫌だという患者さんはたしかに多いいです。X線ではわからないことをプロービングでわかることもあります。より正確な治療のため、ご協力をお願いします。 


Q. 歯周病って生活習慣病なんですか?

A. 歯周病は生活習慣病です。朝は惰性で雑な歯磨きをして、タバコを吸って、夜はお酒を飲んで歯磨きをしないで寝てしまう。これはぜんぶ歯周病を悪化させる生活習慣です。また影響が大きいのが毎日の食事内容です。軟らかくて味の濃いものばかり食べていると、ベタベタの食べかすが口に残り、プラークが増えやすく、同じ食卓を囲む家族ぐるみで口腔環境があっかしやすいのです。生活習慣の改善は歯周病の治療の重要な柱です。


Q. 歯周病になりやすい人となりにくい人がいますか?

A. お口のなかの歯周病菌の数が仮に同じでも、歯周病になりやすい人となりにくい人がいます。細菌感染に対抗する抵抗力も、生活習慣も一人ひとり違うからです。喫煙習慣や糖尿病があると、感染への抵抗力が落ち、当然歯周病になりやすくなります。また、生活習慣病である歯周病にとって、歯磨きの仕方や間食などの生活習慣の影響は大変大きいです。


医院名 医療法人社団桜実会
院 長 坪野 慶明
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